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1- レス

【ファイナリスト】ACT.235【拳つきあげ】


[639]名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 16:40:37
「どんな面接をしたかわからんぞ」
「細田のイチモツにでもしゃぶりついて合格したんじゃないか」
「そんな面接、俺もしたいねぇ」
「そりゃ、確かだ。」
「ははははははははっ」三人は声をあげて笑った
「おい、来たぞ…」三人は表情を固くして早紀が近づくのを待った。
ピンクのスーツはところどころ泥で汚れていた。
足元には白いパンプスの姿はなくだいぶ前から裸足で歩いていたようだった
紅潮した頬からは汗が流れ落ち首筋にへばりついたおくれ髪が妙な色気を漂わせていた。
「み…水ちょうだい」早紀は須崎の水筒を指さしていった。
「ほらよ!!」須崎は早紀の目の前に水筒を投げた。
早紀は須崎の横柄な態度を気にしてる余裕もなく水筒の蓋を開けると一気にのどに流し込んだ。
「ゴクッゴクッ」かなり喉が渇いていたのか早紀は長い間飲んでいた。
「それぐらいにしとかないと後でたいへんだぞ」須崎は手を伸ばして早紀から水筒を取り上げようとした。
「うるさいな!!…勝手でしょ…放っておいてよ!!」須崎の手を払い早紀は飲みつづけた。
「あぁっ、全部飲んじゃった…」飲み終わった早紀が投げて寄越した水筒を手にして須崎は言った。
「うるさいわね…そんな小さいことでいちいちうるさい事言ってんじゃないわよ」
早紀は今までのイライラがピークに達し自分の親ぐらいの歳をした先輩スタッフに暴言を吐いた。
「だいたい、あんた達私を置いて行くとはどういう事なのよ!!私がここのリーダーなのよ」
「なんだとっ!!」立ちあがりかけた土居を制して尾田は言った
「じゃあ、私たちはあなたの歩くペースにあわせますので先に行って下さい」
「当たり前でしょ、さあ行くわよグズグズしないで!!」早紀は先頭を切って急な坂を登り始めた。
「な…なんで止めるんだよぅ尾田さん?」土居は歩きながら尾田に尋ねた
「あいつは正規の社員だから後々面倒なんだよ…」
「だからって、あそこまで言われて……」
「分かっているって、ちゃんと考えているから」


0ch BBS 2005-12-31