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1- レス

【ファイナリスト】ACT.235【拳つきあげ】


[644]名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 16:43:01
「い…今は要らないわ。あ…ありがとう」
「早紀ちゃん、遠慮しないで飲んでよ。」
大きめのカップに水を縁まで注ぐと早紀の手に持たせた。
尾田の繰り出す早紀に対する陰湿ないじめを眺めながら、土居と須崎は満悦していた。
「水分補給は山登りには大切なことだから…」
「一杯だけでも飲んだら…?」土居も須崎も早紀に飲むようけしかけた。
「あ…ありがとう…それじゃぁいただくわ…」
(あぁ、こんなに飲んだら……もう我慢できなくなる…)
しかし早紀は皆が自分のコップに注目しているのを感じ、自分はなんともないという事を証明するために一気に飲み干した。
「お…美味しかったわ。ご馳走さま」早紀は引きつった笑顔で、尾田にお礼を言った。
しばらくした後、須崎が立ちあがって言った。
「そろそろ、行くか。早紀ちゃん!!先頭頼むよ。」
「…………。」早紀は青白い顔をしたままうつむいていた。
早紀のなかに涌きあがった尿意はすでに限界を超えて一歩も動く事が出来なかった。
「早紀ちゃん!?」須崎はもう一度早紀の名前を呼んだ。
「……あ…はい…えぇと…先に行っててください」
早紀は意識を必死に閉じている尿口に集中させながら答えた
「えっ、どうして」須崎は聞き返した。
「………ち…ちょっと…用があって…。」
「用?…用って…?」須崎はさらに聞き返した。
早紀はついに我慢できずに告白した。
「……トイレ……トイレにいきたいんです…。」
「そうか、そうかオシッコしたいのかぁ」
「……は…い……。」恥ずかしさで顔を赤くして早紀は答えた
「じゃぁ、その岩陰でしてきなよ。俺達待っているからさぁ…」
「…あの…もう動けない…ので…須崎さん達が……離れてくれませんか……」振り絞るような声で早紀はささやいた。


0ch BBS 2005-12-31